Intervenants
講師プロフィール
私たちと一緒に、楽しみながら演奏しましょう!
-
定期講座(アトリエ)及び個人レッスン講師:
谷村由美子Yumiko TANIMURA -
京都市生まれ。14歳より声楽を学び始める。高校時代には、オーケストラクラブでチェロの手ほどきも受ける。京都市立芸術大学へ進学、卒業時に音楽学部賞を受賞。同大学院声楽専攻首席修了。
びわ湖ホール声楽アンサンブル専属歌手として2年間活躍後、国際ロータリークラブとロームミュージックファンデーションより奨学金を受け、フランス国立パリ高等音楽院声楽専攻 最終課程(CNSMDP)に留学。2006年にはパリ地方音楽院(CRR)において、古楽演奏のディプロムも取得する。
“ナディア&リリー・ブーランジェ国際コンクール”(パリ2003)、 “リヨン国際室内楽コンクール”(2006) に日本人として初めて優勝するなど、数多くのコンクールで優秀な成績を収め、その歌声と洗練された感性、音楽性は各方面より高い評価を得る。バロックから現代音楽にわたる幅広いレパートリーで、これまで特に歌曲、オラトリオ、室内楽のソリストとしてヨーロッパ各地(フランス、スイス、スペイン、ポルトガル、イタリア、ドイツ、ノルウェー、チェコなど)と日本で活躍、現地のテレビやラジオにも出演する。 著名な音楽家とも数多く共演し、特にM.コルボ指揮、ローザンヌ声楽・器楽アンサンブルとは、2004年のバッハ「マタイ受難曲」日本ツアーを皮切りに、欧州各地の主要なフェスティヴァルやラ・フォル・ジュルネ音楽祭(ナント、東京)などで度々共演した。また、佐渡裕指揮、ラムルー管定期演奏会でオルフ「カルミナ・ブラーナ」にソリストとして、パリのシャンゼリゼ劇場にも出演した。
オペラでは、フンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」のグレーテル役でデビュー後、パーセル、ヘンデル、モーツァルト、ロッシーニ、ブリテンの諸役を歌い、J-Cl.マルゴワール指揮のもと、ランス・オペラ座やヴェルサイユ宮殿オペラ劇場などにも出演した。近年はトゥールオペラ座において、ドリーブ「ラクメ」、ドヴォルジャーク「ルサルカ」、チャイコフスキー「イオランタ」、モーツァルト「魔笛」にソリストとして出演した。日本でも、数多くのリサイタルや、沼尻竜典指揮、大阪センチュリー管のオネゲル「火刑台上のジャンヌダルク」聖処女・天の声、井上道義指揮、京響定期演奏会のプーランク「スタバート・マーテル」、広上淳一指揮、日本フィル定期演奏会ではカントルーブ「オーヴェルニュの歌」、デュティユー「コレスポンダンス」のソプラノソロをサントリーホールで好演した。
京都青山音楽賞、京都市芸術新人賞受賞。
京都市立芸術大学音楽学部、大学院専任講師、フランス国立トゥール演劇センターヴォイストレーナー、トゥール地方音楽院(CRR)声楽教授を歴任し、演奏活動と同時に日仏両国で声楽教育に精力的に携わる。
2018年に「アトリエ・リリック・京都」を立ち上げ、日本とフランスの音楽文化交流に尽力している。
大阪音楽大学、大阪成蹊女子高等学校、講師。-
ラヴェル「なんと楽しい!」
-
プーランク「飛んでいる」
-
-
ジョナス・ヴィトーピアノ、室内楽
Jonas VITAUD piano -
パリ生まれのピアニスト。
6歳よりピアノ、11歳でオルガンを始める。
国立パリ高等音楽院でB.エンゲラー、J.ケルネル、Ch.イヴァルディに師事し、ピアノ、室内楽、伴奏法、和声の4つのクラスで全て卒業時に1等賞を受賞する。
ソリストとして、また室内楽奏者として数多くの国際コンクールで受賞する(リヨン国際室内楽、ARDミュンヘン、トリエステ、ヴィーンベートーヴェン)。
ヨーロッパはもちろんの事、ロシア、アジア、北米でも数多く演奏しており、ラ・ロックダンテロン、リールピアノ音楽祭、ジャコバン国際ピアノ音楽祭、ドーヴィル音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、バガテルショパン音楽祭(パリ)、R.シュトラウス音楽祭(独)、カゼルタ音楽祭(伊)、iDans(イスタンブール)、ドゥブロヴニクサマーフェス、French May(香港)、フィリップスコレクション(ワシントン)などの伝統ある音楽祭に招かれる。
トゥールーズキャピトル響、ミュンヘン放送響、プラハ放送響などのヨーロッパ各地のオーケストラと共演、声楽アンサンブルや現代音楽のアンサンブルとの出演も多い。室内楽奏者としての活動に重きを置き、B.シャマユー、A.ラルーム(ピアノ)、K.デエ(メゾ・ソプラノ)、谷村由美子(ソプラノ)、A.ラ・マルカ(ヴィオラ)、V.ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)、ザイード弦楽四重奏団などのアーティストと共演を重ね、大きな信頼を得ている。また、H.デュティユー、T.エスケシュ、G.クルターク、Ph.エルサンの作品の初演を手がけるなど、現代音楽にも意欲的に取り組み、特にCh.ローバの作品は、そのトリプルコンチェルトを仏ミュールーズ響と世界初演するなど、数多く演奏している。
これらの作曲家とのコラボレーションは、ジョナス・ヴィトーに大きな影響を与え、彼の芸術的インスピレーションの大きな源となっている。「ブラームス」(オーキッドクラシックス)、「デュティユー、リスト」(ノマッド)、「チャイコフスキー 四季」(ミラーレ)より3枚のソロCDを発表しており、それぞれ多方面より高評を得ている(BBC Music Magazine, CHOC CLASSICA,5 Diapasons…)。
活発な演奏活動の傍ら、2013年より母校パリ国立高等音楽院のピアノ科教員を務める。
趣味は美食名店巡りの親日家。ウェブサイト
https://www.jonas-vitaud.fr/-
ブラームス「2つのラプソディー」
-
デュティユー、リスト
-
-
フランク・ルゲリネルバリトン、演出
Franck LEGUéRINEL Baryton, Metteur en scène -
国立パリ国立音楽院(CNS MDP)とパリオペラ座研修所を修了。
ナントオペラ座でモーツアルト「偽の女庭師」でデビュー後、各地の主要な劇場で多くのモーツアルトの役柄(パパゲーノ、フィガロ、伯爵、グリエルモ、ドン・ジョヴァンニ 等)、及びベルカントの役柄(ムスタファ、ドン・プロフォンド、ダンディーニ、ドン・パスクワーレ、バルトロ 等)で活躍する。
また、「ウェルテル」のアルベール、「ロメオとジュリエット」のメルキューシオ、「マノン」のレスコー、「連帯の娘」のシュルピス、等のフランスオペラの役柄も得意とする。
パリオペラ座にも「カルメン」、「ラ・ボエーム」、「子供と魔法」、「プラテー」、「魔笛」等で度々登場、オランジュ音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ハレ・ヘンデル音楽祭などにも出演し、国際的なキャリアを築く。
近年はオペレッタの分野で非常に評価が高く、その軽妙でウィットに富んだ歌唱と舞台姿は、見る者を魅了する。
フランスオペレッタを歌わせれば右に出る者のいない、現代フランスを代表する名バリトンである。活発な演奏活動の傍ら、自ら脚本も執筆、トゥール音楽院(CRR de Tours)とパリのオペラ・コミックの研修所では、オペラ、オペレッタクラスの指導にも熱心に携わっている。
飛行機はかなり苦手…だが、ピアニスト並みの腕前と、フランスの歴史が大好き、そして仲間と美味しいワインを味わうことが人生の大きな楽しみ!という、楽しくなる事必須のフランスバリトン。